「RF接続」という言葉の意味がわかる方はこの項を読む必要はありません。

 FCやPC-E(初代)などのゲーム機やそれ以前のゲームパソコン等に用いられていたテレビとの接続法でであり、「RFユニット」と呼ばれる機械を通してテレビに画像を出力させるため、この名があります。特にビデオ端子型のものはほとんどの機械で互換性があります。
(たとえばマークIIIのRFユニットでFCの画面が表示できます。)

この接続はFCのRFユニットに関しては、説明書が存在しないとかなり難しく感じるため (とはいっても余り難しくはない)ために、「できない」という声が多く上がりました。

この項目ではその接続法についての詳しい説明を行いたいと思います。
注意!現在のテレビはこの方法でこれらの古いゲーム機を接続することはできません。
アナログチューナのあるビデオデッキなどを用意しましょう。

まず、つなぎたいテレビの裏側を見ます。恐らくは丸い1cmくらいのケーブルに、 1X2cmの箱状のコネクタがついていると思います。これをテレビから引き抜きます。
次に、そのRFユニットを観察し、FC型かMSX型(便宜上の呼び方)か調べます。
FRユニットに3箇所の留めねじがついているのがFC型であり、
(FCやPCE(初期型)主に家庭用ゲーム機に用いられている)
TVの裏側と同じネジ状の出っ張りがあるのはMSX型です。
(主にMSXやSEGA-SCなどに用いられているが、新しい時代ののRF接続ユニットはほとんどこれと推測される)

これにより接続方法が変わってきます。MSX型から説明しましょう。
この方には切り替えスイッチ(TV/GAME)がついているものが多いです。
これは先ほど抜いたTVのアンテナ線をネジ状の出っ張りにそのまま差し、後はTVでついていたのと同じ小さな箱をRFユニットの箱から出ているケーブルに取り付け(これはホームセンター等で入手できます)そのままTVに接続します。 また、ケーブルを延長(できれば)しておくと便利です。

次は、FC型についての説明です。これは少し複雑になります。
まずは箱状のものをアンテナから取り外しアンテナを露出させます。
そのアンテナをRFユニットの1本出ているほう(多分、75Ωと書かれている)に、巻きつけます。
そして、箱状のものをRFユニットのケーブルに取り付けます。
それをTVにとるつけます。これで一応は終わりです。

接続した後テレビが正常に見ることができるか、ゲームが表示されるかを確認してください。
もしどちらかが正常に映らなければ、どこか(恐らくはつけ方をどこかで失敗している) が間違っている可能性があります。  また、あるテレビ局(いわゆるUHF局、数字の大きい放送局)のみ映らない、というのならば分波しなければなりません。
やり方は、分波機と混波機を用意し(これもホームセンター)、RFユニットをアンテナからはずし、 まず分波機をアンテナに取り付け、VHFとかかれたほう(多分丸いケーブル)にRFユニットにつなぎ変えます。
そして混波器にRFユニットのケーブルと分派器の残ったほうのケーブルとをつなぎます。
これでアンテナの接続については終了です。

次に電源についてはなしたいと思います。
ゲーム機の電源は古いものはほとんどが同じ規格のもの(9V-850mA)が使えたりします。
これは入手しやすいもので言うと、FCの電源アダプタです。
(作者が確認したところ、これでFC,SFC,PCE,MD1,マークIII,CASIOのMSXが動作しました)
ただ、このようなことは純正アダプタがないときにもちいることであり、
本体がこれで故障しても誰も保証はしてくれません(もう修理をしてくれるところもありませんし、部品もありません)。
ほかに、ACアダプタのさすところに(X)V-(Y)mAとありますので、それを確認して
同じようなアダプタを探してきて使ってください。
(コネクタが同じからといって適当なアダプタを使うと、下手をすると本体が壊れます。これが発生するのは大きい容量のアダプタを使用した場合が多いです、たとえばツインファミコンのアダプタなどです)

また、一部の機種でば、ほかの電源コードが利用できる(たとえばPSとSSの電源コードなど) ものもあります。

以上です。

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